医学と美術

ゴヤ《アリエータ医師のいる自画像》

フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス(1746-1828)による《アリエータ医師のいる自画像》(1820)は、画家の自画像であり医師の肖像画である。病気により衰弱した晩年の画家は、その命を救うために活動した医師に感謝の意を込めた作品を残した。
医学と美術

ホガース《兎のようなもの》

 ウィリアム・ホガース(1697-1764)による《兎のようなもの、あるいはゴダルミングの賢者たちの協議》(1726)は、イギリスの国王から国民まで大勢が巻き込まれた事件を題材にしている。その奇妙な騒動は、妄信することの危うさを教訓として残した。
医学と美術

トゥールーズ゠ロートレック《アンリ・ブールジュ医師の肖像》

 アンリ・ド・トゥールーズ゠ロートレック(1864-1901)による《アンリ・ブールジュ医師の肖像》(1891)は、縦型の構図のなかに軽快な筆致でアトリエを訪問する友人の姿を描いている。多病な画家は、いつでも医師が身近にいる生活をしていた。
医学と書籍

ハーヴェイ『動物における心臓と血液の運動に関する解剖学的研究』

 ウィリアム・ハーヴェイ(1578-1657)による『動物における心臓と血液の運動に関する解剖学的研究』(1628)は、収縮と拡張を繰り返して血液を全身に循環させるという心臓の機能を説明している。この血液循環説は、多くの実験の積み重ねにより証明された。
医学と美術

ランブール兄弟《解剖学的人体あるいは占星学的人体》

 ランブール兄弟(15世紀初期活動)による『ベリー侯のいとも豪華なる時祷書』の《解剖学的人体あるいは占星学的人体》(1411-1416)は、写本に描かれた幻想的な人体図である。そこには、この時代における医学と占星学の密接な関係が示されている。